聖☆おにいさん:劇場版アニメ化決定 DVD付き最新巻で動画も初お目見え

アニメ映画化が決定した「聖☆おにいさん」のイラスト (C)中村 光/講談社
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アニメ映画化が決定した「聖☆おにいさん」のイラスト (C)中村 光/講談社

 イエスとブッダが東京の立川でバカンスを過ごす異色の設定で人気のマンガ「聖☆おにいさん」が劇場版アニメ化されることが27日、明らかになった。公開は「今世紀」となっており、具体的な公開予定や注目のキャストなどは今後順次発表されるという。

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 スタッフは、人気アニメ「劇場版 涼宮ハルヒの消失」でパートコンテなどを手がけた高雄統子さんが初監督を務め、実写映画「君に届け」の脚本家・根津理香さんが劇場版アニメに初参加、「青の祓魔師」などをはじめ、数々のヒット作を手がける「A‐1Pictures」がアニメ制作を担当。音楽は、北野武監督作品のBGMを数多く手がける鈴木慶一さんと、「20世紀少年」シリーズのBGM作曲を担当し、アニメ作品は初挑戦となる白井良明さんがタッグを組む。

 「聖☆おにいさん」は、マンガ誌「モーニング・ツー」(講談社)で連載している中村光さんの人気マンガ。世紀末を無事に越えたブッダとイエスが下界でバカンスを取ろうと、なぜか立川にアパートを借りてシェアし、日常を過ごすという作品。横になっていると鳥が集まってきて「涅槃(ねはん)じゃないから」と叫ぶブッダ、女子高生から「ジョニー・デップに似ている」と言われて浮つくイエスなどの姿をコミカルに描いている。宝島社の「このマンガがすごい!2009」のオトコ編で1位、第13回手塚治虫文化賞短編賞を受賞している。

 12月3日に発売される最新第8巻では、劇場化に先駆け、オリジナルアニメ−ションDVD付きの特装版(講談社/モーニングKC、2480円)も同時発売。同マンガの動画が初お目見えとなる。(毎日新聞デジタル)

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