生田斗真:3年半ぶり連ドラ主演 四万十市舞台の“地方もの”青春群像劇

 俳優の生田斗真さんが、10月クールに放送される連続ドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」(フジテレビ系)で、09年の「魔女裁判」(同局系)以来、約3年半ぶりに連続ドラマに主演することが分かった。高知県の四万十川を舞台に、男女7人の若者の姿をリアルに描く青春群像劇で、「北の国から」「白線流し」「Dr.コトー診療所」などに続く、同局系の新たな“地方モノ”となる。

ウナギノボリ

 生田さんは、「フジテレビドラマの地方都市を題材とした群像劇は、大好きな名作がたくさんあります。そういった素晴らしい作品を、僕らの年代でも作れるんだという証しにしたい。『この仲間に入りたい。彼らに会いたい』と思えるような、明るくて、楽しくて、少しだけ切ない、直球ど真ん中の青春群像劇を目指します」と気合十分。共演には、ヒロインの真木よう子さんをはじめ、桐谷健太さん、香椎由宇さん、柄本佑さん、木村文乃さん、国仲涼子さんら同世代の個性的な俳優がそろった。

 生田さんが演じる主人公・小平丈太郎は、東京の私立大学を卒業後に派遣社員となった今どきの若者。正社員採用となる目前で“派遣切り”に遭い、長年つき合った彼女にも別れを告げられ、実家に帰ってみたが、居場所もなく途方に暮れる。そんな中、たまたまネットで見つけた「地域おこし協力隊」募集のページを見つけた丈太郎が、まったく縁もゆかりもない高知県四万十市に飛び込むことから物語はスタート。

 「ロスジェネ(Lost Generation=さまよえる世代)」と呼ばれる就職氷河期世代の若者たちの姿をリアルに描く今回のドラマについて、生田さんは「毎日の生活を精いっぱい生きていく中で、このままでいいのだろうかと不安になったり、急に焦り出したりするというのは、僕らの世代にとってとてもリアルな感情だと思う。そういった悩みや不安を抱えた人たちに、そっと優しく寄り添いながら、一緒に立ち上がって行こう! と、後押しができるようなドラマにしたいと思います」とコメントしている。

 「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」は、10月から毎週火曜午後9時~同54分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事