松任谷由実:夫婦で帝劇デビュー「もう勝ったようなもの」と自信

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 歌手の松任谷由実さんが、10月に帝国劇場(東京都千代田区)で上演される舞台「8月31日~夏休み最後の日~」に出演することになり、16日、帝国ホテル(同)で行われた製作発表会見に、脚本・演出を手掛ける夫の松任谷正隆さんと一緒に出席した。由実さんにとって帝国劇場に出演するのは初めてで、正隆さんも芝居の演出は初めて。「はっきり言って自信がありません」という正隆さんに対し、由実さんは「自信がないと言った演出家(正隆さん)を差し置いて、私自身はもう勝ったようなものだと思ってます」と“帝劇”デビュー作品に自信を見せた。

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 「8月31日~夏休み最後の日~」は、今年でデビュー40周年を迎えた由実さんと101周年を迎えた帝国劇場とのコラボレーション作品で、「純愛物語 meets YUMING」をコンセプトに、正隆さんが描くラブストーリーと由実さんの楽曲を融合させた新しい形のエンターテインメントショーを目指している。由実さんは「純愛物語」の“案内人”として出演し、演劇の各シーンで自身の代表曲を歌う。貫地谷しほりさん、吉沢悠さん、陽月華さんらが出演する。

 会見で由実さんは、「勝ったようなもの」という発言について、「何に勝ったのか。時の流れに勝ったと思います」と語り、その意味を「目に見える形のパフォーマンスはやるとこまでやったと思っていて、世界中の流れにもなっている。(今回の舞台で)見た人が映像なり、思い出なり、三次元を超えた広がりを脳内に訴えることができたら、世界中が目指していた方向ではないエンターテインメントにできる」と説明。舞台に向け、「役者さんの力と音楽の力を合体させ、観客の皆さんに『純愛』という名の“催眠術”をかけたい」と意気込んだ。

 製作発表会見には、貫地谷さん、吉沢さん、陽月さんも登場した。上演期間は10月7~31日。(毎日新聞デジタル)

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