ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、錬金術を使ってアイテムを合成するアトリエシリーズの最新作「アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~」(PS3)です。ガストの岡村佳人ディレクターに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
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−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
本作はアイテムとアイテムを組み合わせて新しいアイテムを合成する調合システムを軸とした、錬金術RPGのアトリエシリーズの最新作です。前作までのアーランドシリーズから、世界観、キャラクター、システムを一新し、コアユーザーと一般RPGユーザーの双方に広くアピールできるよう、システムの簡略化と新しいやり込み要素の実装を目指して制作いたしました。
材料の吟味以外に材料の投入順やスキル使用といった要素が入り、過程が重要になった調合と、位置関係の距離の概念が追加され、より分かりやすく戦略的に進化した戦闘システムなど、根幹のシステムをさらに遊びやすく作り込みました。
−−開発のコンセプトは?
「一般層に向けた新たなアトリエの掲示」ということで、よりたくさんのユーザーのみなさんに遊んでいただける、興味を持っていただけるアトリエを目指して制作いたしました。その一方で、コアユーザーの方々の要望に対してもどこまで応えられるのかというバランス取りに最後まで苦労しており、完成後も悩まされ続けています。今後、ウェブアンケートなどで、改めてユーザーのみなさんの率直な意見をいただき、今後の方向性を調整していけたらと考えております。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
新シリーズの1作目ということで、キャラクターデザインを担当された左さんをはじめ、制作に関わっていただいた方々には、方向性の決定を含めて大変な思いをさせてしまいました。ただ、その苦労があったからこそ、新しいアトリエの提示、イメージの転換という部分については、前作との差別化を成功させることができたものと信じています。
−−ファンへ一言お願いします。
アトリエを遊んでいただいている方も、そうでない方も、新シリーズの1作目ということで、ぜひ一度手に取って遊んでいただければ幸いです。その上で、率直なご意見をいただければ、さらに今後のアトリエシリーズの展開に還元して、もっと面白いゲームが作れるように努力してまいりますので、引き続きアトリエシリーズとガストをよろしくお願いいたします!
ガスト ディレクター 岡村佳人
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