添田豪選手:「自分のテニスをするだけ」 ウィンブルドン2回戦前にインタビュー

「ウィンブルドンテニス」の男子シングルス2回戦に挑む添田豪選手 写真:AP/アフロ
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「ウィンブルドンテニス」の男子シングルス2回戦に挑む添田豪選手 写真:AP/アフロ

 ロンドンで開催中のテニスのグランドスラム(4大大会)の一つ「ウィンブルドンテニス」。26日行われた男子シングルス1回戦でイーゴリ・クニツィン選手(ロシア)を破った添田豪選手は、28日に行われる男子シングルス2回戦で、第9シードのアルゼンチンのフアンマルティン・デルポトロ選手と対戦する。試合前の添田選手に、2回戦に向けての意気込みなどを聞いた。WOWOWでは同大会の様子を7月8日まで連日生中継する。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 −−グランドスラム初勝利を収めた今の心境をお聞かせください。

 今まで悔しい思いをしてきたので、安堵(あんど)感もありますし、やってやったという気持ちもあります。本当にうれしいですし、いろいろな思いがこみ上げています。

 −−初勝利までの道のりは長かったですか。

 長かったですね。毎試合勝ちたいと思ってやってきましたが、なかなか結果を出せませんでした。こうやって初勝利をあげることができて、たまらなくうれしいです。

 −−開幕からいい流れで来ましたが、これまでの積み重ねが実を結んだという印象でしょうか?

 ダビデ・サンギネッティがコーチについてから、「ボールを強く打て」とずっといわれてきました。彼のアドバイスを毎回頭の中に入れることで、だんだんと自分の中にしみついて、その小さな積み重ねが実を結んでいると思います。今までグランドスラムでは勝つことができず申し訳ないと思っていたのですが、こうやって勝つことで、彼にも恩返しができたと思います。初勝利は彼のお陰でもあるので、2人で喜びを分かち合いたいと思います。

 −−ロンドン五輪も開催されるこの会場で勝てたことは、勢いになりそうですか?

 勝つことは一番の自信になります。もし負けていたら、勝てないのかなという思いで五輪に入っていたかもしれません。勝ったことで、大きな弾みもつきましたし、本当によかったと思います。

 −−次に戦うデルポトロ選手の印象はいかがでしょうか?

 彼はサーブを武器に、ストロークでもテンポの速い仕掛けをしてきます。全米オープンでも優勝していますし、強い選手ということはよく分かっています。どう戦うかをまず自分の中で考え、コーチとも話し合って試合に臨みたいと思います。

 −−2回戦に向けて意気込みをお聞かせください。

 ここまで来たらプレッシャーもないですし、思い切って自分のテニスをするだけです。どこまで通用するか楽しみなので、しっかり準備をして、万全の態勢で試合に臨みたいと思います。

 *……WOWOWでは、大会の様子を7月8日まで連日生中継。男子シングルス2回戦「添田豪選手対フアンマルティン・デルポトロ選手(アルゼンチン)戦」は、28日午後7時半からWOWOWライブで生中継する。

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