女優の倉科カナさんが、9月放送の主演ドラマ「ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~」(NHK)の舞台となる三重県鳥羽市の答志島(とうしじま)で共演者らと会見。鳥羽市の市街地から同島に嫁ぐ女性を演じる倉科さんは「(島は)歴史や伝統が残っていてすてきな島。鳥羽の方言は(主演した)朝ドラ『ウェルかめ』のときの徳島弁に少し似ているので、苦ではないです。撮影の合間に島のおいしい料理を食べたり、海に遊びに行ったり、釣りなどもしてみたい」と笑顔を見せた。
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「ヤアになる日」は、NHK津放送局が初めて制作するドラマ。鳥羽市内のホテルで働く山岡紗智子(倉科さん)が、答志島出身の恋人から島に戻って漁師になると告げられ、戸惑いながら島に渡ると、最初に実の親ではなく「寝屋親」と呼ばれる島の重鎮を紹介される。島の風習に驚くばかりの紗智子は恋人と結婚することができるのか……という物語。タイトルのヤアは答志島の言葉で嫁を意味する。
答志島は鳥羽市市街地の北東2.5キロに位置する人口約2500人の島。撮影は同島ですでにスタートしており、会見には紗智子の恋人・鳴海久志役の平岡祐太さん、島に嫁いだ濱本美帆役の臼田あさ美さん、美帆の夫・彰役の阿部亮平さん、久志の義理の姉・鳴海凪子役の白石美帆さん、久志の寝屋親・岩波源三役の近藤正臣さん、その妻・亜砂子役の五十嵐めぐみさんらも出席した。
会見は26日行われ、平岡さんは「答志島に来て1日目で、この島はみんなが顔見知りなんだと感じました。島の人たちと一緒に生活して、島の雰囲気や空気感、グルーブ感を感じてやっていきたい」と意気込み、近藤さんは「答志島は出会った人がみんな友達になる島。この島は子供もいいし、大人もいい。魚もうまい」と島の印象を語った。
NHK津放送局の国沢五月・放送部副部長と共に番組の制作統括を務めるNHK名古屋の土屋勝裕チーフプロデューサーは「島中の人に協力いただいて撮影をしています。『三重には、あなたの知らない魅力が、まだある』をキャッチコピーとして、地域発ドラマで三重の元気を全国に伝えたい」と話している。(毎日新聞デジタル)
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