向井理:学生時代に描いた絵は「赤血球」 「ベルリン国立美術館展」番組でナビゲーターに

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 俳優の向井理さんが25日、東京・上野公園の国立西洋美術館で、TBS特別番組「阿川佐和子と向井理のベルリン展スペシャル フェルメール 光の傑作」の収録を行った。番組ナビゲーターを務める向井さんは「プライベートでは行く時間がないので、こういう機会はありがたい」と美術館での収録を楽しんだ様子で、「(絵は)描くのは苦手なんですが、見るのは好きです。大学の頃に実験のスケッチで描かなければいけなかった。(描いていたのは)赤血球とかなんで、評価はないんですけど」と笑って明かしていた。

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 番組は、国立西洋美術館で開催中の「ベルリン国立美術館展~学べるヨーロッパ美術の400年~」を紹介する内容で、向井さんは同展会場から番組をナビゲートする。向井さんは「岡本太郎美術館とか、昔住んでいたところの近所の美術館とか行ったりしました」と明かし、その魅力を「自分たちが作れる空間ではない日常の中の非日常を経験することで、日常を感じます。とても不思議な感覚なんですけれど。皆さんも美術館で非日常を感じて、今の日常を改めて感じていただきたい」と語った。

 同展で初来日した“光の天才画家”といわれるフェルメールの傑作「真珠の首飾りの少女」については「昨年オランダ・アムステルダムに仕事で行って、フェルメールとレンブラントの作品をかなりの数見ましたが、もちろんこの作品は初めてで、『フェルメールと言えば!』という代名詞にもなる作品と聞いていたので楽しみにしていました」と喜び、「東インド会社などの面影を残すオランダの歴史が詰まった作品。光の使い方だけでなく、いろんな歴史が見えてくる作品でした」とナビゲーターならではの見方でコメントしていた。

 同展は、15の美術館からなる同美術館群を代表する絵画館、美術館彫刻コレクション、素描版画館の3館から厳選の作品107点を展示。特別番組では、出品作品を中心により分かりやすい解説を行うほか、文筆家の阿川さんが、リポーターとして芸術都市ベルリンやフェルメールの故郷であるオランダのデルフトを訪れる。同展は9月17日まで。特別番組は7月14日午後2~3時、BS-TBSでは22日午後3~4時の放送予定。(毎日新聞デジタル)

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