ジョニー・デップ:震災後初来日に3500人熱狂 再登場のサービスも「ダーク・シャドウ」プレミア

映画「ダーク・シャドウ」のジャパン・プレミアに登場したジョニー・デップさん=2012年5月12日撮影
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映画「ダーク・シャドウ」のジャパン・プレミアに登場したジョニー・デップさん=2012年5月12日撮影

 米俳優のジョニー・デップさんがバンパイア役で主演を務める最新映画「ダーク・シャドウ」のジャパン・プレミアが12日、東京・六本木の六本木ヒルズアリーナであり、デップさんとティム・バートン監督がそろってレッドカーペットに登場した。11年3月に映画「ツーリスト」のキャンペーンで来日して以来、1年2カ月ぶりの9度目、東日本大震災後は初の来日となったデップさんは「東京に来るたびに温かく歓迎してくれて本当にうれしい」とにっこり。集まった約3500人のファンからは、「ジョニー! アイラブユー」など、悲鳴のような声援が飛び交い、デップさんは約30分ほどサインや握手などを行ってファンとの交流を楽しんだ。

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 映画は、「シザー・ハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」などに続く、デップさんとバートン監督の最新作。裕福なコリンズ家に育ったプレイボーイのバーナバス(デップさん)は、ある日魔女を振ったことからバンパイアに変えられ、生き埋めにされてしまう。200年後によみがえったバーナバスは、朽ち果てた自分の土地と没落した自身の末裔(まつえい)たちと出会い、彼らとともにコリンズ家復興を目指す……という奇想天外なストーリー。

 映画のベースとなった1966~71年にアメリカのABCテレビで放送された人気ドラマの大ファンで、自ら映画権を獲得したというデップさんは、「バーナバス・コリンズ(バンパイア)は子供のころからのあこがれで、まねしていたりしていた。一番好きな監督と夢をかなえることができてうれしい」と笑顔で語った。

 一方で、デップさんとは8度目のタッグとなるバートン監督は、「8回一緒に仕事をしてきて、毎回全く違う役なので、“いかれた”違う人と仕事をしているみたい」とユーモアたっぷりに語り、「家族や人生は奇妙なもの。だからこそ、愛すべきものだということを伝えたい」と力を込めた。デップさんとバートン監督は、トークイベントの後に行われたTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台あいさつ後に、再びアリーナに姿を見せ、熱心にファンサービスを行った。

 映画は19日、丸の内ルーブル(東京都千代田区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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