はじめの1巻:「いとしのムーコ」 こまつさんと愛犬ムーコのラブリーな毎日

みずしな孝之さんのマンガ「いとしのムーコ」(講談社)1巻の表紙
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みずしな孝之さんのマンガ「いとしのムーコ」(講談社)1巻の表紙

 1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦めマンガを紹介する「はじめの1巻」。今回は、「イブニング」(講談社)で連載、飼い主をこよなく愛する犬・ムーコの愛らしい日々を描いたみずしな孝之さんのマンガ「いとしのムーコ」です。

ウナギノボリ

 ガラス工房の職人・こまつさんに飼われている犬のムーコは、好奇心旺盛で元気いっぱい、そしてこまつさんのことが大好き。こまつさんが庭に出てくると「こまつさん! こまつさん!」と“話しかけ”、つやつや光る自慢の鼻をアピールしたり、気に入っている遊びを教えたりと大はしゃぎだ。こまつさんもクールながら、ムーコに愛情を注ぐが、互いに意思の疎通ができないため、いつもちょっぴりかみ合わなくて……。

 ◇編集部からのメッセージ イブニング編集部 川添千世さん、今浜尚嗣さん 「カバーも“おはなつやつや仕様”」

 「いとしのムーコ」はガラス工房を営む吹きガラス職人のこまつさんと、そのこまつさんのことが大好きな飼い犬ムーコ、“ふたり”のかみ合いそうでかみ合わないラブリーな毎日を描いた物語。

 はっきり言ってムーコはチョー可愛いです! ハンパなく可愛いです! はっきり言ってメロメロです!! いちずな“こまつさん愛”がいじらしくって、胸がきゅーんってなります。しかもおはながいつもつやつや!

 つやつやですよ!? それを誇らしげに“ドヤ顔”するムーコ……、やばい書いててきゅーんっとしてきた。なのでカバーも“おはなつやつや仕様”にしちゃいました。ぜひ触ってみてくださいね。

 この作品は、みずしな氏が友人のガラス工房作家とその愛犬(その名もムーコ!)をモデルに作られたオリジナルストーリー。「ササキ様に願いを」「幕張サボテンキャンパス」「いい電子」「けものとチャット」etc.ショート、4コマ、エッセーマンガの第一人者がみせる、コマ狭しと動き回るキャラクター&抜群の切れ味を誇るネタをふんだんにちりばめながら、さらに舞台である大自然とその季節感を大きく豊かに描いた6ページ連載作です。

 さあ、あなたもムーコを読んでレッツ「おはなつやつや」!

 ◇書店員の推薦文 伊吉書院類家店 中村深雪さん「どのコマを見ても顔がゆるむこと間違いなし」

 みずしな先生といえば猫マンガのイメージがありましたが、犬を描いてもこんなに可愛いとは! 猫派・犬派とは別に、新たにムーコ派を作ってもいいくらい、みんなに愛されるキャラクターだと思います。無邪気で表情豊かなムーコがあまりにも愛らしくて、どのコマを見ても顔がゆるむこと間違いなし。言葉は通じていなくても、こまつさんとムーコがお互いを大好きなことが自然と伝わり、全体に漂う幸福感が心地よいので何度も読み返してしまいます。この幸せを分けたくなり、大好きな人に思わずプレゼントしたくなる1冊です。

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