話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、人気アニメ「ルパン三世」の27年ぶりとなるテレビシリーズ「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」(日本テレビ)です。トムス・エンタテインメントの浄園祐チーフプロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
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−−作品の概要と魅力は?
この作品は若きルパンたちのドラマを、原作のテーストをリスペクトして描いています。時代設定は60年代後半から70年代初め。不二子を主人公にして、ルパン、次元、五右エ門、銭形という男たちとの出会いをアダルトにスリリングに描いています。まだ完成する前の粗削りな不二子の危うさと魅力も楽しんでいただきたいですね。
−−制作決定の経緯と、アニメにするときに心がけたことは?
ルパン三世アニメ化40周年の記念に、新しいテレビシリーズを始めることが会社で決まって、プロデューサーとしてやらせてもらえる以上、ルパンをあまり知らない若い世代に向けて、ルパンはこんなにカッコいいんだということを伝えられる作品にしたいと考えました。もちろん、テレビスペシャルや前のシリーズを見てくださっている方にも、見て楽しんでいただけるものを目指すのですが、「新しさ」を入れていきたいと思いました。そうそうたるスタッフの顔ぶれをご覧いただければ納得いただけるかなと思っています。
−−作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?
プロデューサーとして思い浮かべる理想の“座組み”が、見事にそのままハマりました。ルパン史上初の女性監督となった山本沙代さん。彼女が監督した「ミチコとハッチン」を見たとき、この人ならかっこいいルパンを描いてもらえるんじゃないかと思いました。キャラクターデザイン、作画監督に小池健さん、シリーズ構成に岡田麿里さん、音楽に菊地成孔さん。それぞれの「私の」、「俺の」ルパンをぶつけていただいています。その熱さとすごさにある意味翻弄(ほんろう)されながら走り続けるのが、大変といえば大変かもしれません(笑い)。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
ルパンのカッコよさを伝えたい。その思いでスタッフ総力をあげて作っています。ぜひ楽しんでください。
トムス・エンタテインメント チーフプロデューサー 浄園祐
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