スキマスイッチ:劇場版「臨場」イメージソングに決定 今年初のシングル曲

「臨場 劇場版」のイメージソングに決まったスキマスイッチの2人(左)と映画のワンシーン
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「臨場 劇場版」のイメージソングに決まったスキマスイッチの2人(左)と映画のワンシーン

 男性2人組ユニット「スキマスイッチ」の今年初のシングル「ラストシーン」(6月27日発売)が、内野聖陽さん主演の人気ドラマを映画化する「臨場 劇場版」(橋本一監督、6月30日公開)のイメージソングに決定したことが27日、明らかになった。スキマスイッチの2人が温めてきたという大切な人への思いをつづったバラードソングで、映画関係者も「まさに主人公・倉石義男の生き様を歌っている」と絶賛している。

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 スキマスイッチの大橋卓弥さんは、「この楽曲は、実は少し前に作って、大事にとってあった曲です。その曲を気に入ってもらえて、今回こうやってコラボレートできたことをとてもうれしく思います。みなさんの中で、映画とこの曲が重なって、より一層素晴らしいコラボレーションになることを願っています」、常田真太郎さんも「大切に温めてきた楽曲でもあるので、映画と音楽という、切っても切れない素晴らしい関係をこの楽曲とともに築けていければと思っています」とコメント。

 「臨場 劇場版」の佐藤凉一プロデューサーは、「温かくて、そして切ない。優しい、だけど不器用。そんな男を表現した楽曲と主人公・倉石の生き方との運命的な一致にただただ驚きました。イメージソングはこれしかないと思いました」と手応えを語っている。

 「臨場」は、事件現場に臨んで初動捜査に当たることを意味する警察用語。ドラマは作家の横山秀夫さんの警察小説が原作で、テレビ朝日系で放送された人気シリーズ。内野さん演じる「変わり者」の警視庁刑事部検視官・倉石が検視によって物言わぬ死者の「声」を聞き、事件の真相へと迫っていくストーリー展開で、09年4~6月に放送された第1シーズンは、倉石の型破りで強烈な個性と検視官という特異な職種に焦点を当てて描かれた緊張感あふれる映像が高い評価を得て、平均視聴率14.5%を獲得し、10年4~6月に放送された第2シーズンも平均視聴率17.6%を記録した。

 映画は、内野さん演じる倉石が通り魔事件の真犯人に迫る展開になるといい、ドラマと同様に、松下由樹さんや渡辺大さん、平山浩行さん、益岡徹さん、高嶋政伸さんらが出演する。6月30日から全国で公開予定。また、29日にテレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送される「相棒 劇場版1」の番組内で、「ラストシーン」の楽曲が入った映画の30秒スポットが初公開され、6月2日からは全国の映画館(250館)で、90秒の予告編も上映される。(毎日新聞デジタル)

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