渋谷ヒカリエ:26日オープンを前に報道公開 劇場や大人の女性向け200店舗など出店

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 東京・渋谷の東急文化会館跡地に大型複合施設「渋谷ヒカリエ」が26日オープンすることになり、23日に報道陣に公開された。ミュージカル専用劇場「東急シアターオーブ」のほか、大人の女性をターゲットにした商業施設「ShinQs」は食料品やファッション、コスメ、雑貨など約200店舗を集積。JRや東急東横線、田園都市線、東京メトロの渋谷駅と直結する好立地で“若者の街”のイメージが強い渋谷に幅広い層の集客が期待される。

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 渋谷ヒカリエは東京急行電鉄が開発する地上34階、地下4階の大型複合施設で、敷地面積約9640平方メートル、延床面積約14万4000平方メートル。地下3階~5階は商業施設「ShinQs」、6~7階は飲食店、8階はイベントスペースやギャラリーを備える「8/」、9~10階はイベントホール「ヒカリエホール」、11~16階は「東急シアターオーブ」、17~34階はオフィスが入る。

 「ShinQs」は約200店舗の7割以上が渋谷エリア初出店。“旅”をテーマとした「ビームス ライツ」や「ステューシー」の初のレディースオンリーショップ「ステューシーウィメン」、日本初上陸となる米シューズブランド「ヴィンス・カムート」などアパレルに加え、家具や雑貨を販売する「ザ・コンランショップ」の初のキッチン用品専門店など生活雑貨を多く取りそろえる。地下には、パティシエの鎧塚俊彦さんが手がける「ヨロイヅカファーム・トーキョー」や、渋谷で採取したハチミツを使用したスイーツと紅茶を楽しめる「カレルチャペック&渋谷みつばち」など“デパ地下”のように食料品店が出店。オーガニック食材を使った総菜店「オーガニックハウス」やイスラエル発の肌に優しいバス&ボディーケアコスメ「サボン」が軒を並べる。

 「東急シアターオーブ」は約2000席の大型劇場で、こけら落としは米ブロードウェーの人気ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」を公演。8階の「8/」のギャラリーでは、英・現代美術家のダミアン・ハーストさんの展覧会を開催する。また「ヒカリエホール」では、28日~5月9日に歌舞伎俳優の四代目市川猿之助さんの襲名を記念した展示会「二代目 市川亀治郎大博覧会」、5月12日にファッションビル「SHIBUYA 109」主催のファッションショー「Shibuya109 Girls Festival 2012(マルキューフェス)」を開催するなどさまざまなイベントを予定。オフィスフロアには「DeNA」などが入る。

 内覧会には、東急電鉄の野本弘文社長が登場し、「東急文化会館のDNAを引き継いだこれまでにない施設が誕生します。渋谷をクリエイティブやエンターテインメントの豊かな街として幅広い世代の方に楽しんでいただきたい」と話した。

 営業時間は「ShinQs」が午前10時~午後9時、6~7階の飲食店は午前11時~午後11時。(毎日新聞デジタル)

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