ONE PIECE:劇場版アニメ最新作12月15日公開決定 脚本に鈴木おさむ

劇場版アニメ「ONE PIECE FILM Z」メーンビジュアル (C)尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
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劇場版アニメ「ONE PIECE FILM Z」メーンビジュアル (C)尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の劇場版アニメ最新第12作「ONE PIECE FILM Z(ワンピースフィルム ゼット)」が12月15日に全国で公開されることが20日、明らかになった。尾田さんが総合プロデューサーを務め、「SMAP×SMAP」や「ほこ×たて」など多数の構成を手掛け同シリーズの大ファンとしても知られる放送作家の鈴木おさむさんが脚本を担当する。鈴木さんは「ワンピースの大ファンである僕が、魚人島編直後のお話を作らせていただきました。新世界編に突入した映画はワクワクする物語になっています」とコメントしている。

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 鈴木さんの起用について、フジテレビの種田義彦プロデューサーは「何よりワンピースの大ファンであること、そして、現在バラエティーの放送作家として、日本一皆さんを楽しませている一人だからです」と話し「彼はこの作品の脚本制作に当たり、『ファン代表』として、尾田総合プロデューサーと何度も打ち合わせを重ね、ドキドキわくわくする作品を書いてくれました」と語った。

 「ONE PIECE」は、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって主人公モンキー・D・ルフィを中心に「麦わらの一味」が遭遇する数々の冒険と熱い友情を描いた物語。97年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中でコミックスの累計発行部数が2億6000万部を超えている超人気作。現在連載15周年を記念して同作品初の展覧会「ONE PIECE展」が東京・六本木ヒルズの「森アーツセンターギャラリー」で開催されている。

 また、オープニングテーマを「Perfume」や「きゃりーぱみゅぱみゅ」を手がける音楽プロデューサーの中田ヤスタカさんが担当。中田さんは「ONE PIECE展」のテーマ曲も手掛けている。監督は人気アニメ「プリキュア」シリーズを手がけてきた長峯達也さんが務め、作画は劇場版アニメ第10作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」を手掛けた佐藤雅将さんが担当する。

 全国の劇場で21日から特報第1弾が上映される予定で、映像には尾田さんが実際に使用している仕事机を収録。「ONE PIECE展」の一角に再現された仕事机には劇場版に登場する新キャラクター「Z」の設定画が無造作に置かれるという仕掛けがされており、合わせて楽しめる。(毎日新聞デジタル)

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