大江裕:パニック障害乗り越え「からくりTV」で本格復帰 さんまから励ましの言葉も

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 パニック障害のため10年11月から1年4カ月間休養し、先月復帰会見を行ったばかりの演歌歌手の大江裕さん(22)が、29日放送の人気バラエティー番組「さんまのスーパーからくりTV」(TBS系)で本格復帰を果たすことが18日、明らかになった。この日、同局内で会見を開いた大江さんは、まだ完全な状態ではないことを明かしながらも、「(番組MCの明石家)さんまさんから、『お前大丈夫だったか?』と励ましの言葉をいただき、すごくうれしかった」とにっこり。同番組がきっかけで歌手デビューした縁もあり、「復帰が“からくり”さんでよかった」と番組への感謝の思いを口にした。

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 大江さんは、1989年11月16日生まれ、大阪府出身。07年に「さんまのスーパーからくりTV」に初出演し、「演歌高校生」として注目を浴びた。大江さんの個性的なキャラクターから、シリーズとして継続して放送されるなど人気を呼び、大好きな北島三郎さんにも会う夢がかない、09年に北島音楽事務所から「のろま大将」でデビュー。パニック障害のため10年11月から1年4カ月休養していたが、シングル「ふる里は今…」(3月28日発売)で復帰した。

 今回、大江さんは同番組の1コーナー「からくり懺悔(ざんげ)」に出演し、休養中に活動できなかったことについて“謝罪”するほか、大江さんの歌で元気づけられたという夫婦が住む被災地、宮城県南三陸町に赴き、夫婦に歌を届ける様子が放送される。

 休養中について、「テレビも見られなかったし、歌を歌うこともできなかった。家からも一歩も出ることができなかった」と明かした大江さん。南三陸町での歌唱は同夫婦のためだけに行われたといい、「一人で人前で歌うのは今回がはじめてだったので、不安だった。でもとても喜んでくださった。お二人の顔を見て、一歩を踏み出せたと思っている」と力を込めた。

 現在も通院中で、医師からは「少しずつ体を慣らしていきなさい」とアドバイスされているというが、「少しでも(聴衆の)人数を増やしながら、喜んでもらえる歌を歌えるように精進していきたい」と語った。大江さんが出演する「さんまのスーパーからくりTV」は29日午後7時に放送。(毎日新聞デジタル)

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