名作グリム童話を基にしたアクション・アドベンチャー映画「スノーホワイト」(ルパート・サンダース監督)で、女優の小雪さんが、オスカー女優のシャーリーズ・セロンさん演じる悪の女王ラヴェンナを日本語吹き替え版で演じることが決まった。自分の永遠の若さと力を保つため、主人公スノーホワイトの心臓を狙う悪の女王を演じる小雪さんは「美しく、強く、妖艶で、幼いころ繰り返し見た『白雪姫』の魔女に比べ、どこか見る人を感情移入させてしまうような人間的な部分がある」と話し、「今までに演じたことのないキャラクターなので、実際に吹き替えをするのが今からとても楽しみです」とコメントしている。
ウナギノボリ
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また、主人公のスノーホワイトに女王ラヴェンナと戦うすべを教え、全身全霊でスノーホワイトを支える、俳優のクリス・ヘムズワースさん演じるハンツマン役は、洋画アフレコ初挑戦となる俳優の椎名桔平さんに決定。椎名さんは「荒ぶる魂と優しき心を持った男。重要な役なので心して挑みたい」といい、「この作品の持つ閉塞(へいそく)感は、今の日本に似ていると思います。闇の世界に幾筋もの光が差し込んでいくさまは、見た人に勇気と希望を与えることでしょう」としている。
映画は、CMディレクター出身のサンダース監督が、これまでのイメージを一新させた異色の「白雪姫」を描く。ある王国を統治する女王ラヴェンナは、永遠の美と若さに執着し、毎日鏡を眺めていたが、鏡に「やがてあなたよりも美しい娘が現れます」と予言され、さらに「娘の心臓を食べれば永遠の美と若さを手に入れ、不死身となる」と聞かされる。女王は、その娘が自分の継娘スノーホワイトと知ると、彼女を城の塔へ閉じ込めてしまう。7年後、スノーホワイトが塔から脱出し、深い森の奥へと逃げ込むと、女王は森に詳しいハンターのエリックを雇い、何が何でもスノーホワイトを捕えるように命じるのだった……という物語。
映画は6月15日から、TOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか、全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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