芹那:「私も乗艦したいです!」 リメーク版「宇宙戦艦ヤマト」の声優希望

アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」イベントに出席した(左から2人目から)菅生隆之さん、芹那さん、出渕裕・総監督
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アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」イベントに出席した(左から2人目から)菅生隆之さん、芹那さん、出渕裕・総監督

 3月末でアイドルグループ「SDN48」を卒業した芹那さんが7日、テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」の放送に先がけて東京都内で行われたイベントにゲストとして登場。唯一の女性クルー・森雪をイメージした黄色のセクシーな衣装を身につけた芹那さんは「声優が決まっていないキャラクターってないですか? 私もヤマトに乗艦したいです」と出渕裕・総監督に猛アピール。出渕監督が「もうレギュラーは決まっちゃってるんで……」とやんわり断っても、「声優させていただけるなら、この衣装で現場に行きます」とゴリ押ししていた。

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 「宇宙戦艦ヤマト2199」は、74年にテレビ放送されたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの第1作をベースにリメークした作品。主要登場人物、メカニック、ストーリーはオリジナルを継承しつつ、人間ドラマを肉付けし、コンピューターグラフィックス(CG)を使って制作されるなど、21世紀のSFアニメ作品としてアレンジが加えられている。オープニングテーマはおなじみの、歌手のささきいさおさんが担当し、劇中音楽は当時手がけていた故・宮川泰さんの息子、宮川彬良さんが務める。

 西暦2199年、外宇宙から飛来した星間国家「ガミラス」による侵略で、地球は滅亡の危機に瀕(ひん)していた。残された時間はわずか1年、未知の星「イスカンダル」からのメッセージに導かれ、人類最後の希望を背負い「宇宙戦艦ヤマト」が宇宙へと旅立つ……という内容。全26話を7章に分け、第1、2話を収録した第1章を7日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国10館でイベント上映している。2週間限定で20日まで。第2~7章は各4話ずつを収録し、第2章を6月30日から公開。その後、随時公開予定。テレビ放送は、13年以降を予定している。

 イベントには、沖田艦長の声を担当した菅生隆之さんも登場。芹那さんは「SDNを卒業したので」と前置きし、お決まりのせりふ「ヤマト発進!」にかけて、「芹那発進!っていってほしい」とおねだりし、菅生さんはキュートな芹那さんにメロメロでリクエストに応え、「艦長の権限において……お願いします。(声優としてこの作品に)出てください」と独断で乗艦許可を与え、出渕監督を慌てさせる一幕もあった。

 オリジナルは見たことがなく、同作で「宇宙戦艦ヤマト」を初めて見たという芹那さんは「すごくカッコいいと思いましたね。38年前の話なんですけど、新しいと思った」と大興奮。「ヤマトが好きでこの世界に入った」という出渕監督は「昔からのファンを裏切っちゃいけない。でも若い人にも見てほしい……。そこを気にしながら作りました」と語り、「この作品には普遍性があると思う。改めて作ってみてオリジナルのよさを感じました。来年頭ぐらいまでクオリティーを落とさないように(制作を)頑張っていきたい」と決意を語っていた。(毎日新聞デジタル)

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