東京・六本木ヒルズの「森アーツセンターギャラリー」で開催中の尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」初の展覧会「ONE PIECE展」(3月20日~6月17日)の入場者数が開催18日目の6日に10万人を突破したことが明らかになった。入場までの待ち時間などを回避するため、チケットは日時指定制の形をとっているが、当日券情報を公開している公式HPでは「売り切れ」の時間帯があるなど人気ぶりがうかがえる。
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10万人目の来場者となった埼玉県志木市の小学生、舘内勇翔(たてうち・ゆうと)くん(10)には、主人公のルフィをあしらった「認定証」とオリジナルグッズがプレゼントされた。主人公ら「麦わらの一味」のライバルにあたるミホークやスモーカーがお気に入りという勇翔くんは、「自分がこんな大きな数字の時に来られてすごくうれしいです」と喜んだ。
「ONE PIECE」は、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって主人公モンキー・D・ルフィを中心に「麦わらの一味」が遭遇する数々の冒険と熱い友情を描いた物語で、97年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中。「ONE PIECE展」は連載15周年を記念して初めて開かれるもので、尾田さんが監修している。
会場には、数々の名場面を描いた原画をはじめ、尾田さんが同展覧会のためだけに描き下ろしたという幅約1メートル、高さ約70センチの巨大カラー原画も登場。そのほか、モノクロ原稿や色とりどりのカラー原稿が飾られ、高さ約7.5メートルのサウザンド・サニー号のマスト、実物大で再現された伝説の危険人物だけが収監される「LEVEL(レベル)6」の牢獄にとらわれたエースなどのフィギュア、ハンコックの妖艶(ようえん)なトリックアート空間など、さまざまな仕掛けが施されている。
展覧会は、6月17日までの午前10時~午後10時(最終入館は午後9時)。料金は大人2000円(前売り1800円)、中学・高校生1500円(前売り1300円)、小学生以下800円(前売り500円)。(毎日新聞デジタル)
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