梅ちゃん先生:視聴率20%大台乗せる NHK会長も自画自賛

「梅ちゃん先生」の1シーン=NHK提供
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「梅ちゃん先生」の1シーン=NHK提供

 女優の堀北真希さんがヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(総合テレビ、月~土曜午前8時)の平均視聴率が4日放送の第3話で20.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、初の大台に乗せた。5日会見したNHKの松本正之会長は「希望を感じさせるドラマ。堀北さんの庶民的、清潔感がよかったという声をいただいております」とコメントした。

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 同ドラマは2日に放送された初回で、関東地区18.5%(関西地区16.7%)と最近の朝ドラでは11年前期の「おひさま」の初回視聴率(18.4%)を超え、06年後期に放送された「芋たこなんきん」(20.3%)に次ぐ好スタートを切った。3日放送の第2話では関東18.1%と好調をキープし、関西も18.7%と伸ばし、好調な滑り出しをみせている。

 松本会長は「始まる前から興味を持って見ていた。これは好評を受けるだろうなと期待していました。始まったのを見ても、堀北さんのキャラクターとか配役を見てもこれから伸びていく期待が持てる。スタジオの撮影風景も見に行き、期待ができるドラマだと思います」と感想を語った。

 ドラマは、戦後復興と高度経済成長の時代に、失敗を繰り返しながら地域に根ざした町医者を目指す一人の女性が送るにぎやかな日々を描く。大学病院の医師という父の下に生まれ、優秀な姉と兄を持つ下村梅子(堀北さん)は、自分に自信が持てない。しかしある“事件”をきっかけに一念発起。医師を目指し、やがて地域医療に身を投じていくことになる。脚本はドラマ「結婚できない男」(06年、関西テレビ、フジテレビ系)などの尾崎将也さんが手がけ、主題歌は人気グループ「SMAP」の「さかさまの空」が起用されている。(毎日新聞デジタル)

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