東山紀之:初の実写映画吹き替えに挑戦 「幸せへのキセキ」マット・デイモンの役

(C) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.
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 「少年隊」の東山紀之さんが、米映画「幸せへのキセキ」(キャメロン・クロウ監督)で、日本語吹き替え版で声を担当することが5日、明らかになった。東山さんにとって、実写映画の吹き替えは初めて。昨年、第1子が誕生した東山さん同様、実生活では4人の子の父という米俳優マット・デイモンさんが演じる主人公、ベンジャミン・ミー役を担当する。東山さんは「マット・デイモンのお芝居に僕なりの感覚で命を吹き込ませていただきました。困難を一つ一つ乗り越えていく家族の冒険のキセキを、大切な人の顔を浮かべながら温かい気持ちで見ていただけるとうれしいです」とコメントを寄せている。

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 「幸せへのキセキ」は、現在も英国のダートムーア動物園で暮らすベンジャミンの実体験による原作に基づいた感動作。全米では11年12月の公開以来、7週連続トップ10入りのロングランヒットを記録し、世界興行収入は1億ドル(約82億2700万円)を突破している。半年前に最愛の妻を亡くしたベンジャミンは仕事を辞め、彼の14歳の息子と7歳の娘と新しい場所で新しい人生を切り開こうと引越を決める。しかし、新居には閉鎖中の“動物園”がついてきた。ベンジャミンは、経験も知識もない中、ある思いを胸に動物園の再オープンを決心するが、慣れない事業にトラブルが続出、資金も底をついてしまう。だが、再び家族、仲間とともに人生の冒険へと立ち向かい、奇跡が起きる……というストーリー。

 東山さんは「この映画の作品性に胸を打たれ、初めて実写の吹き替えに挑戦させていただきました」と快諾した経緯を話し、「家族を思うこと、子どもに愛情を持ち続けること、そして、信念を持って生きていくこと。今の日本が求められる人と人との絆、精神性がこの映画には凝縮されています」と作品への思いを語っている。映画は、6月8日からTOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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