武井咲:フェルメールの真珠の耳飾りの少女に 「ちょっとでも近づけたかな」

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 女優の武井咲さんが4日、東京・上野の東京都美術館で開催される「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」(6月30日~9月17日に開催)のオフィシャルサポーターに就任し、同所で行われたCM完成披露会見に登場。新CMに、フェルメールの名作「真珠の耳飾りの少女」を再現した衣装で出演する武井さんは「最初は大丈夫かなと思った。こんなにきれいな人だから……」と戸惑いながらも、報道陣から「(少女と)似ている」と褒められにっこり。「衣装やメークを大分近づけながらやっていたので、ちょっとでも近づけたかなと思うとうれしかった」と笑顔で語った。

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 「マウリッツハイス美術館展」は、東京都美術館リニューアルオープン後第1弾となる特別展で、17世紀オランダ・フランドル絵画の世界的コレクションで知られるオランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が12年に改修工事のため一時休館するのに伴い、日本で名品約50点の展示が実現。フェルメールのシンボル的な作品「真珠の耳飾りの少女」や初期作「ディアナとニンフたち」、レンブラントの「自画像」など巨匠たちの傑作を堪能できる。

 4日から放送されている新CMでは、「真珠の耳飾りの少女」に扮した武井さんが、マーラーの交響曲第5番をBGMに、こちらを振り返る表情の一瞬の揺らぎを表現。武井さんは、「すごくシンプルだけど何か伝えたいんだろうなと、すごく気になる。フェルメールの独特の雰囲気に近づけたんじゃないかなと思いました」と自信を見せた。

 少女が何を思っているのか考えながら撮影に臨んだという武井さんは「目線の位置、顔の角度、口の位置を本物に近づくようにした。ただ(振り返って)見るというお芝居でしたが、目の動かし方が難しかった」と振り返り、「衣装はすごく色味があざやかできれい。発表会の主役みたいな気持ちですね」と満足そうな笑顔を見せた。

 「マウリッツハイス美術館展」は、6月30日~9月17日、東京都美術館で開催。料金は一般1600円で、学生1300円、高校生800円、65歳以上は900円。前売り券は発売中。(毎日新聞デジタル)

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