ベルセルク:窪岡俊之監督「まったく逃げていません」 原作のエロス&バイオレンス描写も忠実に 

「ベルセルク大好き芸人と学ぶ男の美学」と題したイベントの舞台あいさつに登場した(左から)「バッファロー吾郎」の竹若元博さん、窪岡俊之監督、ケンドーコバヤシさん
1 / 7
「ベルセルク大好き芸人と学ぶ男の美学」と題したイベントの舞台あいさつに登場した(左から)「バッファロー吾郎」の竹若元博さん、窪岡俊之監督、ケンドーコバヤシさん

 公開中の劇場版アニメ「ベルセルク 黄金時代篇1 覇王の卵」の窪岡俊之監督が3月31日、那覇市の桜坂劇場で開催された沖縄国際映画祭内の特別上映で舞台あいさつに登場した。次回作の予告編を見た「ベルセルク」好きのお笑い芸人ら一同から、「主人公・ガッツの“百人斬り”のシーンや、グリフィスとシャルロットとのラブシーン、グリフィスへの激しい拷問シーンなど原作のエロスやバイオレンスを忠実に描くのか」と質問され、「まったく逃げていません」とキッパリ断言。会場では早くも次回作への期待が高まっていた。

ウナギノボリ

 特別上映は、3月24~31日に開催の「第4回沖縄国際映画祭」内の「桜坂映画大学」と銘打たれた特集上映で「ベルセルク大好き芸人と学ぶ男の美学」と題し、ケンドーコバヤシさん、お笑いコンビ「バッファロー吾郎」「2700」「ジャングルポケット」が登場し、生でコメント付きで行われた。「バッファロー吾郎」の竹若元博さんは映画の1シーンと原作との細かな違いを逐一指摘し、窪岡監督も「本当によく知ってますね」と感心しきり。“30人斬りのバズーソ”の異名を持ちガッツに負ける傭兵(ようへい)バズ−ソの声に挑戦したケンドーコバヤシさんは「(ガッツに切られる)シーンのアフレコをした後、病院に行きました」などと終始ジョークを飛ばし会場を盛り上げた。また3作目で声優として登場する「2700」も「声優として参加できるなんて楽しみ」と声を弾ませていた。

 「ベルセルク」は三浦建太郎さんがマンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)で89年に連載をスタートした人気マンガ。戦乱で荒廃した架空の世界を舞台に、巨大な剣を使う青年・ガッツが、異形の化け物を相手に壮絶な戦いを繰り広げるという展開。劇場版アニメ「黄金時代篇1 覇王の卵」は20年以上にわたって描かれた同作をすべて映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第1弾で、ガッツはグリフィス率いる「鷹の団」に半ば強引に入隊させられるが、数々の戦いをくぐり抜けるうちに、2人は信頼で結ばれていく……というストーリー。

 「ベルセルク 黄金時代篇1 覇王の卵」は公開中。続編「ベルセルク 黄金時代篇2 ドルドレイ攻略」は6月23日に公開予定。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 7 枚

アニメ 最新記事