24日から開かれていた第4回沖縄国際映画祭は最終日の31日、沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)でクロージングセレモニーが行われ、長編プログラム(映画)のLaugh部門とPeace部門出品作から選ばれた審査員特別賞「ゴールデン・シーサー賞」にアン・ホイ監督の「Tao Jie−A Simple Life−」(原題、香港)が輝いた。
ウナギノボリ
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一般審査員と観客の投票による海人賞は、Laugh部門が「SuckSeed」(原題、タイ)、Peace部門は「Tao Jie−A Simple Life−」がそれぞれグランプリを獲得した。また、「地元を愛する心で、地域の住民だからこそ知っている全国に知らせたい」ことをCMの企画として募集した「JIMOT CM COMPETITIONグランプリ」は新潟県十日市町の樋熊秀行さんの作品が選ばれた。
セレモニーには沖縄を訪問中の枝野幸男経済産業相も登場し「映画産業は経済産業省の仕事」と話し「日本や沖縄には世界に誇れる歴史や文化があり日本にしかない活気や情熱がある。もっともっと日本や世界中の人に日本や沖縄のことを知ってほしい」とあいさつした。また、吉本興業の大崎洋社長は「来年も映画祭のスタッフや沖縄の人と一緒に歌って踊って稼ぎましょう」と呼びかけた。
セレモニー後は、ビーチステージにおいて沖縄出身のお笑いコンビ「ガレッジセール」「スリムクラブ」、「チュートリアル」の徳井義実さんの司会で、石垣島出身のトリオ「BEGIN」さんや夏川りみさんらのライブが行われ、映画祭のすべてのプログラムが終了した。
同映画祭は、映画を地域一体となって楽しみ、コンテンツ産業の振興と地域経済の発展に貢献するのが目的で、「Laugh&Peace」をコンセプトに、宜野湾市、那覇市ほか県内各地でさまざまなイベントが開催された。長編プログラム(Laugh部門、Peace部門各13作品、計26作品)やテレビ局と吉本興業の共同製作の作品、地域発信型映画・CM、特別上映作品、短編プログラムなど15の国と地域からの102作が上映され、今回初めてファッションショー「“ちゅらイイ”GIRLS UP!ステージ」も開かれた。
期間中の来場者数は41万人で過去最多を記録した。次回の映画祭は2013年3月23~30日に今回と同じ会場で開催されることも発表された。(毎日新聞デジタル)
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